それぞれのターニングポイントとキャリアステップ。
若手社員は自身の成長をどう感じているのか?
メンバー
業務システム事業部
事業部長
小谷 洋平
2008年入社
ソリューション事業部
課長代理
大宮 大和
2018年入社
業務システム事業部
システムエンジニア
伊佐治 里帆
2018年入社
第2基盤システム事業部
システムエンジニア
植田 悠莉子
2020年入社
入社後の研修体制が手厚い
植田
新人研修が始まるときは不安な気持ちでいました。私は文系出身でIT知識ゼロの状態。新人研修が初めての技術の勉強でしたから。さらに、あのときは入社して2日目に緊急事態宣言が発令したので、別の不安も増えていました。
小谷
そう、植田さんのときは急遽、完全オンラインで新人研修を実施することになったんだよね。新入社員のみんなはびっくりしたと思うけど、実は研修担当も急ピッチで在宅勤務のルールやリモート環境を整えるのに必死でした(笑)。
植田
自宅まで会社のパソコンを届けていただいたのを覚えています。研修が始まってからは、やはり研修課題に毎日頭を悩ませていました。ですが、研修担当の先輩みなさんには、質問や相談があるときにいつでも電話やチャットができる環境を整えていただいたので、これでもかというほど毎日毎日質問をしました。おかげさまで、すべての課題を無事に完了することができました。あのときの達成感は今でも忘れられません。
小谷
例年とは異なった状況下でしたが、そんな中で成果を出せていたことを改めて聞けてよかった。
伊佐治
私は、新人研修もそうですが、配属後の事業部の研修も印象に残っています。私の配属した部署は、食品メーカー向けのシステムを扱っていますが、このシステムには業界の専門用語や製品特有の言葉がたくさんで、文系出身で業界知識ゼロの私には大変でした。研修の中でそのシステムを触るのですが、資料を読みながら自分で操作してみてもわからないことばかり。恐る恐る先輩方に質問していましたが、先輩はみんな私が理解できるまで1時間以上かけて教えてくれました。みんな絶対忙しいはずだったのに…あのときは感動しました。
大宮
その感動、わかる。どの先輩も自分の作業の手を止めて、こちらが理解できるまで教えてくれる。チューターの先輩も初めての社会生活の相談にも乗ってくれたし。社会人になりたてで不安もあった私にとってはとても心強かったなぁ。
伊佐治
大宮くんは専門学校でプログラミングを勉強していたんだよね。
大宮
そう。学生の頃からシステム開発に関心があってね。起業してオリジナルのシステムを創るのが夢で、mirateに入社を決めたんだよね。
伊佐治
mirateでの経験が夢の実現に近づいている実感はある?
大宮
毎年実感できているかな。入社してからの6年で、想像より遥かに多くのことを得られていると思う。1年目から食品メーカー向けのシステムや労働組合向け会計システム、研修医のマッチングシステム、社内のコミュニティシステムなど、業種も規模も違うシステム開発に携われたこともそう。 4年目にはプロジェクトリーダー、5年目からは課長代理を任されて新たなやりがいも感じているし。社員が目指すキャリアプランを叶えられるような機会を創り続けてくれるmirateに、改めて感謝したいですね。
成長は、壁を乗り越えた先にある
小谷
大宮くんがプロジェクトリーダーや課長代理を任されているのは、ポジションに見合う実績があってのこと。キャリアアップのきっかけになったのは、どの仕事だったと感じていますか?
大宮
2年目になってすぐに担当したプロジェクトでしょうか。チームメンバーは4~5名だったのですが、お客様先に常駐して作業をする担当は私ひとりだったので、業務内容自体よりもmirateの看板を背負ってお客様のところへ行くことにプレッシャーを感じていました。
小谷
大宮くんならmirateの代表として成果を上げてくれるという期待があったから、難易度の高い役割にアサインされたんじゃないかな。
大宮
それは当時の上司も言っていましたね。人生で一番緊張しました。でも、少しでも期待に応えるために、技術的な業務をすべて行うのはもちろん、お客様と積極的にコミュニケーションも取りました。これがよかったのか、結果的にプロジェクトもうまくいき、お客様にもよくしていただいて、さらに別のお仕事もいただけました。そのときのお客様とは今もプライベートでも交流があります。自分の仕事がmirateの評価に繋がった手応えもあり、忘れられないプロジェクトですね。
小谷
壁を乗り越えた先に成長があるという好例ですね。
植田さんが成長を実感したエピソードもぜひ教えてください。
植田
私は、鉄鋼業界の企業様が利用しているサーバの運用保守や新規サーバの構築を今も担当していますが、配属直後は毎日苦戦していました。先輩から指示された作業をこなすだけで精一杯。ただ、コツコツひとつずつ仕事を完了させていたこともあり、1年目の後半から運用保守の主担当を任されました。ちょうどこの頃から意識がガラッと変わったように思います。
小谷
1年目にして、節目となる機会が巡ってきたんですね。
植田
はい。自分がやらねばという気持ちがより強くなりました。同時に、関わっているサーバのすべてを理解しなければいけないと思いました。この意識がよかったのか、サーバはどのような働きをしているのか、もっと効率的な設定や構築方法はないのか、など、サーバの過去と未来の情報を広く収集するようになり、システムの全体像が把握できるようになりました。その結果、以前とは比べものにならないほどのサービスを提供できるようになったと思います。1年目という早い段階でレベルアップできる機会を与えてもらえて本当によかったです。
小谷
機会をしっかりと活かして成長に繋げられたのは、植田さんのそれまでの積み重ねがあったからだと思いますよ。
では、伊佐治さんはご自身の成長をどう感じられていますか?
伊佐治
そうですね、入社当初の私は、相手が理解できるように自分の言葉を伝えることがとても苦手でした。2年目の終わり頃から、食品メーカー向けのシステムで何ができるのかをお客様に説明する役目を任されましたが、何回か実施してもなかなか手応えを感じられず。そのたびに自分を振り返り、相手に伝わらないのはなぜなのか、悩みました。何度も悩んだ結果、相手に伝えたいことを私自身がきちんと理解しきれていないからではないか、というシンプルな答えに行き着いたんです。
小谷
その頃の葛藤は私も間近で見ていましたよ。自分で殻を破ろうと試行錯誤していたね。
伊佐治
見守ってくれているのはいつも感じていました(笑)。「自分が理解しなければ」と思ってからまず行ったのは、事前準備です。お客様は何を知りたがっているのか、何ができるとわかればシステムに価値を感じていただけるのか、とことん考え抜き、話す内容をお客様がわかりやすい表現で組み立てた上で説明に臨むようにしました。すると徐々にですが、お客様から評価していただけるようになり、「よくわかったよ。ありがとう」と言われることもあります。感謝の言葉をいただくと、嬉しいですね。
小谷
今では、お客様の要望を実現する方法までも、伊佐治さん自ら考案するまでに成長してくれましたね。私は選考段階から3人を知っているので、業務での目覚ましい成長や後輩への熱心な指導の姿を見ると実に感慨深いです。